【CAD】機械設計のモデルを作成するときは抜き勾配を考えよう

1/17/2020

CAD

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【CAD】機械設計のモデルを作成するときは抜き勾配を考えよう


先日ネットを見ていたら大塚商会のサイトに抜き勾配の記事がありました↓

監修しているのが山田学という人ですが、amazonでよく見るこの本とかを描いている人ですね


ちなみに私も新人のころこの本を読んでいました


さて抜き勾配ですが

私も機械設計をしていた時は常に抜き勾配について考えていました


新人の私に教えてくれていたのがビックマムのような方だったのですが、ほんとに設計については詳しくてとても勉強になりました

抜き勾配についてもしっかり教えてくれましたね

この記事の中にダイカストが出てきますが、私が設計していた時はアルミダイキャストの鋳造部品を設計開発を担当し、インマニやエキマニのインテークマニフォールドとかエキゾーストマニフォールドとか苦しんで設計していたのを思い出します

当時は毎日夜中までの残業で大変だったなー…



向き勾配を考えて一人前?

当時働いていた時は設計で抜き勾配や機械加工のことを考えながら設計することが一人前みたいなことをよく言われていました

特に抜き勾配はCADでモデル作成時にしっかり注意していないとかなりの修正することになりかねず結構重要です

記事の中にもありますが、製造の過程を想像することが大切です

図面を描く時もそうですが作業者や製造者がいかに正確に製品を作ってもらえるようにするかが仕事です

それによってモデルを作る順番も変わってきます

初めのうちはさっぱりわかっていなくて適当に気づいてたところから曲げRをつけていたのでモデル履歴はバラバラで修正も大変でした

設計の過程、製造の過程を意識するようになりモデルを作るにも鋳造でできてくる形状を先に作り、後から加工の形状を加えることで修正もしやすくわかりやすいモデル形状になります

抜き勾配とかはリブとかがある形状だと後から修正するとエラーが大量に出て、かなりやり直しになりました
当時は終わらない仕事で泣きそうになりましたが、今思うと失敗から学ぶってこういうことかと身をもって知りました


実際に部品ができる過程を見るのがおすすめ

CADで画面上のみで部品を見ているとあまり実感がわかないことが多いと思います

私がいたところは設計と製造の場所が近かったので、実際に作成した部品をすぐに見ることができました

実際に部品を見ると表面がざらざらしていて抜き勾配がないと型から抜けなさそうなのが実感できます

プリンのようにつるっとは抜けないんですね(笑)

自分がCADで作成したモデルが実際の部品になっているのを見ると考え深いものがありますね



まとめ、設計は過程を考えながらしていこう

今回紹介した抜き勾配をはじめとして設計は過程を考えていくのが大切です

ビックマムも言っていたので間違いないです(笑)

作業者や製造者のことを考えた設計をして設計士としてさらに上のステップに進みましょう!

過程を考えることでCADの技術も格段に上がりますので一石二鳥ですね!

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CAD日和 / CADデザイナー

 三次元CADのFusion360やSolidWorksなどの操作やデザイン作成の紹介、3Dプリンターや機械設計について書いてます。

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